ル・グラン・ヴェフール Le Grand Véfour |
年末の旅行なので,レストランが営業しているかどうかわからないし,開いていたとしても早くに予約しないとテーブルが埋まってしまうかもしれないと思い,春には予約できないか確認のメールを出し,秋まで待ってくれと言われ,秋になって,再びメールを出し,何とか予約を取ったのです。せっかくなので,ランチではなく,奮発してディナーにすることにしました。日本を発つ前にリコンファームもし,予約の手続きは万全でした。それなのに,それなのに・・・。
ル・グランヴェフールの予約をしている日の昼くらいから,なんだかとても怠い気分。実は,日中には場所の下見を兼ねてレストラン前まで行ったのですが,あんなに楽しみにしていたのに気分がすぐれない。夕方,一旦,着替えるためにホテルに戻りましたが,調子は悪くなる一方。疲労のためなのか,それとも前日に食べたものが悪かったのか。体は怠いし,下痢も伴って・・・。それでも,私一人ではないし,せっかくの機会ですから行ってきました。
店内に入ると,あのギィ・マルタンが厨房の外で,スタッフとお話し中。そして憶えてくれていたみたいで,私たちを見かけるとすぐにこちらに来て握手をしてくれました。久々の再会。嬉しかったです。
料理も本当はいろいろ頼みたかったですが,軽めのものに済ませました。本場のフランス料理は,量も凄いのかと思っていたこともあります。しかし,実際に出てきた料理は量的にも驚くほどではなく,体調がよかったらフルコースでも十分いけそうでした。料理は,相変わらず美しい盛りつけ。そして,これでフランス人は満足するのか(?)と思うほど,極めて繊細な味付け。デザートのキューブ(チョコレートの薄い板で作った直方体の中にフルーツやヨーグルトなどが入っている)は健在でした。
体調が思わしくなかったので,あまり長居はせずに早々に退散。本当に残念でした。今回,ル・グラン・ヴェフールのトイレに行きました。2階のあるのですよ。ちなみに,2階にお客さんはいませんでした。1階はとてもゴージャスな内装でしたが,2階のトイレは割と普通でした。
ところで,接客をしてくれた方が,とてもギィ・マルタンに顔立ちが似ているように感じたのですが,ご兄弟なのでしょうか?
体調は,その後もすぐには回復せず,その晩はベッドとトイレの無限往復,翌日はこれも予約しておいたオルセー美術館に,本来なら地下鉄で行けるところ,ホテルからタクシーで向かうという贅沢をし,31日の夜はカウントダウンを見に行くつもりでしたが,ホテルで寝たきりでした(悲)。体調万全だった,Kには悪いことをしました。














